占法を比べる
易占い・断易・梅花易数の違い:起卦と読み方を比べる
目次
起卦の方法と、卦を読む方法は別
卦辞・爻辞では、原文と爻の位置を読む
卦辞は卦全体についての言葉、爻辞は六つの位置それぞれに付された言葉です。まず読む箇所を定め、原文の意味を確かめたうえで、卦全体の状況、爻の位置、他の爻との関係を問いへ結びつけます。
たとえば「進む」が、新しい仕事への応募なのか、契約の締結なのかは問いによって変わります。どんな状況で進むことがよいとされるのかまで読みます。彖伝や象伝は経文を理解する助けとなり、『高島易断』の占例からは、言葉を具体的な人物や出来事へ結びつけた過程を学べます。
断易では、用神・世応・六親・月日も使う
中国で六爻占と呼ばれる占法は、通常、六爻納甲を指します。日本では断易として知られ、六本の爻に干支を配し、五行の関係から六親を定めます。問う事柄を表す用神、自分と相手を表す世爻・応爻、占った月日、爻の変化などを材料に、生剋や勢いの強弱を読みます。
必要な情報を配置することを装卦といいます。断易の自動判定や排盤を求めている方には、これらを扱う機能が必要です。当サイトの本卦・動爻表示は、用神や六親を配した断易の盤とは異なります。
梅花易数では、卦象と体用の関係を見る
梅花易数には、時刻や数、目に入った物事などをきっかけに卦を立てる方法があります。八卦の性質を具体的な場面に結びつける取象と、体用の関係を重く見ます。体は自分など判断の中心、用はそれに関わる事柄や相手です。五行の生剋に加え、元の卦の内側から作る互卦、動爻が変わってできる変卦も参照します。
梅花易数でも卦辞・爻辞を読みます。『梅花易数』には、卦ができたらまず爻辞を見るという説明があります。文章を使うか使わないかではなく、卦象・体用・周囲の状況をどう組み合わせるかに特徴があります。
艮の六五を、どんな材料から読むか
本卦・艮為山
之卦・風山漸
爻は下から上へ数えます · ● 動爻の位置
「上司へ異動の希望を伝える際、どのように話すべきか」と問うて、艮為山の六五だけが動いた場面です。艮は上下とも山の卦。第五爻の陰を陽へ変えると上卦が巽となり、之卦は風山漸です。
爻辞を中心に読む場合、六五の「艮其輔、言有序、悔亡」を確かめます。「輔」は頬や顎のあたり。口の動きを抑え、言葉に順序があれば悔いがなくなる、という意味です。
異動の理由は仕事内容なのに、勢いで同僚への不満まで話しそうなら、「希望する役割、これまでの経験、引き継ぎ案」の順に準備します。これが、この問いでの「言有序」です。
断易なら用神や世応、月日との関係を調べます。梅花易数なら体用も使い、一般的な取り方では、この例の動爻がある上卦を用、下卦を体とします。爻辞の一文から読むことと、それぞれの方法に必要な材料を揃えて判断することには、このような違いがあります。
すでに断易の盤を持っている場合
元の盤、占った日時、質問を残します。本卦と動爻だけをこのサイトへ入力しても、用神・世応・六親などの情報は引き継がれません。ここでは対応する『周易』の文章を読み、元の盤からの判断と照らせます。
動爻が一つなら卦の入力ページ、動爻がない時や複数ある時は六十四卦一覧から本文を開きます。記録に「盤ではどの関係を見たか」「爻辞には何とあるか」を添えると、同じ点と違う点を確かめやすくなります。
艮の六五を、原文から読む
六十四卦一覧で艮を開き、六五とその象伝を確かめられます。
迷いやすいところ
六本の爻が表示されれば、断易の盤ですか?
六十四卦は全て六本の爻からできています。断易の盤では、さらに干支、六親、世応などを配置します。六本の線があることと、断易の情報が揃っていることは別です。
このサイトで読む前に、断易や梅花易数を学びますか?
先に学ぶ必要はありません。陰陽の線と爻位を知り、一つの爻辞を読めます。断易を深める場合は装卦と判断規則、梅花易数なら取象と体用を、それぞれの方法として学びます。
硬貨で出した卦の爻辞も読めますか?
読めます。六回の記録から本卦と動爻を確かめ、動爻の本数に応じて卦辞・爻辞を選びます。対応する手順は「動爻と変卦の読み方」で確認できます。
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