高島易断

風雷益|意味・卦辞爻辞解説

風雷益䷩:一言で読む 益は、上が下を益し、風と雷が助け合って生機を起こす卦です。本当の増益は、育つべき所へ養いが届くことです。 現代語訳 益は上が巽風、下が震雷です。雷は地から起こり、風は天から行きます。風と雷が出会うと、動いて入り、万物はその鼓動を受けて成長します。だから益です。これは損と反対で、損が下を損して上を益する形を取るのに対し、益は上を損して下を益します。

導入

一言で読む

益は、上が下を益し、風と雷が助け合って生機を起こす卦です。本当の増益は、育つべき所へ養いが届くことです。

現代語訳

益は上が巽風、下が震雷です。雷は地から起こり、風は天から行きます。風と雷が出会うと、動いて入り、万物はその鼓動を受けて成長します。だから益です。これは損と反対で、損が下を損して上を益する形を取るのに対し、益は上を損して下を益します。

高島は、風があまり暴れれば万物を折るので、その暴を損して気を和らげる必要があり、雷が振るわなければ万物を鼓舞できないので、その威を益して気を通す必要があると言います。益は何でも無限に積み上げることではありません。強すぎる所を和らげ、不足する所を奮い立たせ、全体を生き返らせることです。

益の方向は、下へ、実地へ、生きる力のある所へ向かいます。上位の人が資源、徳沢、機会を下へ流せば、民は自然に喜びます。個人に置き換えても、益は自分がもっと得ることだけではありません。善を見ればすぐ移り、過ちがあればすぐ改める。人格と行動が本当に増していくことが、益の根です。

実際の読み方

益を得たら、単に「得をするか」と問わないことです。その益がどこへ流れるかを見ます。

正事、公事、育つ事へ使えば益です。私欲、貪り、虚栄に積めば、益は最後に上九の凶へ変わります。

卦辞

一言で読む

益は増えた力を正事に用いる時、遠くへ進み大きな険も渡れます。

現代語訳

益は、行く所があるのに利があり、大川を渡るのに利があります。つまり、増えた力や助けを得た時は、進むことも大きな険を渡ることも利になる、という字面です。益は、ただその場で量が増えることではありません。増益を受けた後、行動できることです。震は行くこと、巽は利、風は速く行き、雷は力強く動きます。だから進むのに利があります。また巽には木の象があり、木は舟となるので、大川を渉るのに利があります。

ただし、どんな冒険もよいという意味ではありません。資源、時機、人心、道具がそろって助ける時、もともと渡りにくい大川も渡れるという意味です。益が利であるのは、自分だけが増えるからではありません。環境も助け、人も押し、道具も役立つからです。

しかし益は必ず正事に用います。新しく得た資源を公事、農事、救済、遷国、創業、改過に用いれば、自然に日々進みます。もし益をただ私利として抱え込めば、増えたものは体の弱い太り方となり、やがて攻撃を招きます。

実際の読み方

事業なら進めてよい時ですが、何のための資源かをはっきりさせます。投資なら、育つ場所へ入れます。学びなら、善を見て移り、誤りを見て改めるので進歩が速い。

協力では、益は双方に届く形にします。一方だけが独占すれば、益は長く続きません。

彖伝

一言で読む

上の余りが下を養う時、人心は喜び、増益は明るい道になります。

現代語訳

益は、上を損して下を益し、民の喜びは限りなく、上から下へ下るその道は大いに光ります。つまり、上の余りが下を養えば、人々は喜び、道は明るくなる、という字面です。上の余りを取り、下の不足を補う。民が実際に益を受ければ、喜びは限りありません。上に立つ者の道も、それによって明るくなります。

損は、見方によっては民から取って上へ奉じる象があるので、初めに有孚が必要でした。益はその反対に、上が下を厚くし、民を益する卦です。高島はこれを孔子の「富を加え、教えを加える」道で説明します。ただ財を与えるだけでなく、教化、制度、機会、持続する生路を与えることです。

「往く攸あるに利があります、中正にして慶あり。大川を渉るに利があります、木道乃ち行わる」。益が進めるのは、中正だからです。大川を渡れるのは、木の道、つまり舟や橋となる道具があるからです。行動は熱意だけでは足りません。適切な道具、経路、制度が必要です。

「益は動いて巽、日進むこと疆なし」。震は動き、巽は順です。動いても順であり、躁進せず、逆らわず、だから毎日進益します。天地の道は、天が施し地が生むことです。君の道も、恵みを施して下を生長させることです。益の道はすべて時とともに行きます。益すべき時に益さないのは機を失い、益すべきでない時に無理に益すのは本を耗らします。

実際の読み方

益を読む時は、まず「上を損して下を益しているか」を見ます。基層、身体、根、顧客、家族、学ぶ力が養われるなら、多くは正しい益です。

上だけが満ち、欲だけが大きくなり、名声だけが派手になるなら、益が損へ変わる前触れです。

象伝

一言で読む

本当に自分を増やす力は、利益よりも、よいものをすぐ学び間違いをすぐ直す柔軟さです。

現代語訳

風と雷が益です。君子はこれを見て、善を見ればそこへ移り、過ちがあれば改めます。つまり、益の根は善へすぐ移り、過ちをすぐ改めること、という字面です。風と雷は動きが速く、互いに押し合います。君子はこの象を取り、善いものを見ればすぐそこへ移り、自分の過ちに気づけば、雷のように果断に改めます。

高島は、善へ移ることは風のように速く、過ちを改めることは雷のように勇ましくあるべきだと説きます。益はまず外の財ではなく、心と行いの中にあります。他人の善を見て学び、自分の過ちを見て直す人は、長い時間の中で最も確かな益を得ます。

このことは、益卦に吉が多い理由も説明します。益は静かに持っている量ではなく、動的な改善です。動けるうえに巽順であり、進めるうえに中正である。もし改過遷善がなく、外からの利益だけを求めるなら、益は偏り、最後に上九の「心を立つること恒なし」の凶へ至ります。

実際の読み方

毎日、二つだけ問えば足ります。今日見た善のうち、すぐ学べるものは何か。今日見つけた自分の過ちのうち、すぐ改められるものは何か。

このように益を使うと、財運、事業、関係の伸びにも根ができます。

占断

一言で読む

速く行い、旧を改め、成長する所へ資源を入れれば益ですが、私利だけを貪ると凶へ転じます。

現代語訳

高島の総占では、時運は迅雷烈風のように、運が振るい、旧を改め新へ移る時です。戦いでは、電が走り風が行くように、一鼓して平らげられます。経営では、利があれば取引し、利がなければ売り方を改め、速やかに行うのがよく、遅れるのはよくありません。

功名は、風雷が合して益すので大いに志を得ます。病は多く肝木が盛んに過ぎる象で、治療は陽を損し陰を扶けるのがよい。婚姻は震の男と巽の女で、自然に配合します。家宅は雷撃や風に損なわれることを防ぎ、よい所は修理し、朽ちた所は改作します。訴訟は、身に返って省み、怒りを静めれば自然にやみます。失せ物はすでに移り変わっていて、元のまま戻ることは難しいと見ます。

益には強い行動性があります。先延ばし、古い形への固執、ためらいには向きません。しかし同時に、貪りを嫌います。新しく得た資源は、すぐ育つ所へ入れるのがよく、欲望の中に積んではいけません。時に順って更新できれば益は続き、貪りが過ぎれば益は反撃します。

実際の読み方

成長を問うなら、まず「増えた後に何をするのか」を見ます。旧を改め、弱きを助け、事業を立て、危難を救い、善へ移り過ちを改めるなら、よい益です。

見せびらかし、独占、奪い合い、過度な拡張のためなら、手を止めるべきです。

初爻

一言で読む

得た資源は小さく抱え込まず、みんなを生かす大きな仕事へ回す時に価値が出ます。

現代語訳

これを用いて大きな事をなすのに利があります。大いに吉で、咎はありません。つまり、得た益を公共性のある大事へ用いれば大吉、という字面です。大作とは、大きく公共の意味を持つ事です。古くは巡狩、省耕、賑貸、祭告、遷国などを指します。現代なら、基盤整備、新しい事業の創設、救済、長期の計画などです。

初爻は事の始めで、上からの益を受けています。この資源を大事、正事、長久の事に用いるなら、利益は天下と分かち合われます。下の人はそれを上だけの私事とは見ず、自分たちの事として喜んで力を出します。だから大いに吉で、咎もありません。

明治二十四年、高島が秋の収穫の豊凶を占い、益が観に変じる初九を得ました。彼は「大作」を農事の作と読み、秋収の問いにぴたりと合うとしました。爻辞は用いるに利あり、大吉で咎なしと言い、卦名は益、卦義は益下です。そこで年穀は豊登し、千倉万箱に満ちる、まさに「天施地生、その益方なし」と断じました。

実際の読み方

時運はよい運に入り始め、大きな事をしてよい時です。戦いでは初戦で一気に大功を立てられます。経営では、初めての営業でも資本が厚く、構えが大きければ、大利を得て長く続きます。

功名は大きな首位を望めます。家宅は新しく大きく造るのに吉。婚姻も大吉です。訴訟は、私憤ではなく公共の大事であれば、大過はありません。

二爻

一言で読む

思いがけない大きな益も、長く正しく守り天に告げる心があってこそ吉が続きます。

現代語訳

ある人がこれを益します。十朋の亀でもこれに逆らえません。長く正しく守れば吉です。王がこれを用いて天帝に祭れば吉です。つまり、外から大きな益が来ても、長く正しく守り、天に告げる心があれば吉、という字面です。十朋の亀は貴重な卜亀であり、外から来る大きな益と吉兆を表します。益の二爻の亀は、損の五爻の亀と照応します。損の五では亀が上に奉られ、益の二では上からの益が下を益します。

永貞吉とは、この益が一時の風ではなく、長く正しく保てるということです。二は震の中にあり、位に当たり、巽に応じます。祭告し、帝に享する象があります。王がこの亀を用いて天帝に告げ、天の守りを願う。つまり、この益には敬天、守正、長久の意味があります。

占例では、友人がある富豪の家政を占い、益が中孚に変じる六二を得ました。高島は、二爻が内卦の中にいて柔順当位なので、家の内政がよく整っており、益はあって損はないと読みました。十朋の亀は財が豊かで、祥瑞が外から来ること。享帝は神明が福を降すことです。その富豪の家風は清正で、内政は修まり、家道は日々進み、長く大きく栄えると断じました。

実際の読み方

時運は思いがけない財を得ることがあり、しかも長く守れます。戦いでは、先に占って吉を得るように、出師して勝てます。経営では貨幣と財利が豊かで、神助があるように厚利を得ます。

功名は吉兆を得て顕達を望めます。病は祈りと治療で癒えます。家宅は長く安住でき、婚姻は長男長女の配合のように百年の好合です。

三爻

一言で読む

益は自分の享楽でなく、災害や危急を救うために誠をもって使えば咎がありません。

現代語訳

これを益するのに凶事を用います。咎はありません。真心があって中道を行き、公に告げるのに圭を用います。つまり、災害や危急を救うために益を使い、誠と正式な信をもって進めば咎がない、という字面です。凶事とは、災荒、死喪、兵険、危急の事です。三は震の極にあり、動いて益を求めます。また互体の坤には事、用、死喪の象があるので、凶事に用いると言います。

益を自分の享楽だけに使えば、器は小さい。救凶済危に使ってこそ、益の難しさと大きさが出ます。ただし「孚ありて中行」でなければなりません。救済を名目に私利を得てはいけません。圭は符信です。公に告げ、上下の信を通じて難を救うのです。

占例では、ある友人が気運を問うて、益が家人に変じる六三を得ました。高島は、その人が西亜米利加地方に移民公社を設け、土地を買い、開墾牧畜し、無産の人々に仕事を与えようとしていると聞き、爻辞がこの事に合うと断じました。益を凶事に用いるとは貧を救い危を済うこと。貧民が信じて移るのは有孚中行。政府の嘉賞を得るのは告公用圭です。別の占例では、高島が北海道炭鉱鉄道会社の社長として鉱山を巡った時、札幌で四十度の熱を出し、この爻を得ました。初めは病を凶と思いましたが、四爻に遷国の辞があるので病をおして函館へ移りました。翌日、札幌の旅館が夜に火事になったと知り、凶は病ではなく火であり、変卦の離も火象に応じていたと悟りました。

実際の読み方

時運は艱難がありますが、素行が誠実で人が信じるなら大過はありません。戦いでは、兵が険地にいても、諸軍が同心し本営へ告げれば救われます。功名は先に苦しみ、後に甘さがあります。

経営は富を求めるために険しい道を取ることもありますが、必ず信と中道を守ります。家宅は険が多くても中正で化吉できます。婚姻は喪服や苦境の中で成ることもありますが、大過はありません。訴訟は、上に告げて正しい信を得てからやめるのがよい。

四爻

一言で読む

人々を本当に益するためなら、中道をもって公に告げ、住む場所や制度を移す決断も利になります。

現代語訳

中道を行き、公に告げれば従われます。より所として国を遷すことに用いるのに利があります。つまり、人々を益するために筋を通して公へ告げれば、大きな移転や制度変更も利になる、という字面です。四は巽の始めにあり、初と応じ、三と比します。初爻は大作をなすに利がありますと言い、四爻の遷国も大作です。三爻は有孚中行、告公用圭と言い、四爻もまた中行告公と言います。

遷国は、軽々しい引っ越しではありません。もとの場所が不利で、国や共同体に難がある時、より生存し発展できる場所を選ぶことです。高島は盤庚の殷への遷都、太公の岐への遷りを引き、遷ることが時には民を保ち、民を益するためであり、逃避ではないと説きます。

占例では、友人がある貴顕の気運を占い、益が無妄に変じる六四を得ました。高島は、卦象は上を損して下を益し、爻象は衆を動かして国を遷すので、その貴顕が国と民のための任に当たることに合うと読みました。当時の日本には盤庚のような遷都はありませんでしたが、北海道の開拓、内地の民の移住、また避暑の行宮を設ける議論がありました。移民の議はその貴顕が主宰していたので、この爻は彼が中行の徳をもって天皇に進言し、許可を得て行う国家開化の盛業だと断じました。

実際の読み方

時運は眼前に難があり、よい場所を選んでしばらく避けるのがよい。戦いでは退兵して陣を移し、急いで救援を請います。経営では店主に告げ、別の場所へ移って新しい市面を開くのがよい。

家宅は移居がよい。功名は今の道で成らなければ別業へ改めます。婚姻は別の媒人を探す必要があります。失せ物は多く得にくい時です。

五爻

一言で読む

誠から人を恵む主は、問うまでもなく大吉で、徳として返ってきます。

現代語訳

真心があり、恵む心があります。問う必要はなく、大いに吉です。真心があり、我に徳を恵みます。つまり、誠の心で人を益すれば、占うまでもなく大吉で、その徳は自分にも返る、という字面です。九五は剛健中正で尊位におり、益卦の主です。ここでの益は、恵みとしての益です。しかも心から行う恵みです。心が真であれば恵みは広く、心に尽きることがなければ恵みも尽きません。

初爻の大作、二爻の享帝、三爻の救凶、四爻の遷国は、すべて民を恵む事でした。五爻に至ると、もう吉凶を問う必要がありません。誠心で恵政を行うこと自体が大吉だからです。上が誠をもって下を恵めば、下は徳としてこれに報います。上下が互いに孚し、下を益する者もまた益を得ます。

占例では、友人がある家の子を養嗣に迎えたいと考え、その前途を問うて、益が頤に変じる九五を得ました。高島は、益は父を損して子を益する象でもあり、父が誠心で恵みを子に授け、子も喜んでその子となり、将来父業を継ぎ、家を興すので、問うまでもなく吉と断じました。明治二十八年に日本と清国の交際を占った時もこの爻でした。高島は、講和後の両国は利を共有し、益を共に受け、東海の国を共に保つべきだと読みました。欧州列強は清を損して己を益しようとする者が多いが、日本と清は隣国であり、有孚恵心で接すれば欧西に軽んじられないと説きました。

実際の読み方

経営では、義を利とし、誠実に交わり、利益を分かち合えば前途は広い。功名は実が至って名が帰ります。戦いでは賞罰に公信があり、戦えば克ちます。

家宅は仁里徳門で、問うまでもなく吉。婚姻は親しい縁や旧交から来ることが多く、大吉です。妊産は多く女を主に見ます。

上爻

一言で読む

増やすことばかり求めて公心を失うと、助けは来ず、かえって反撃を招きます。

現代語訳

これを益する者はいません。ある者がこれを撃ちます。心を立てることに恒常がありません。凶です。つまり、なお利益を求め続けて心が定まらなければ、助けは来ず、かえって攻撃される、という字面です。益が極まってなお益を求めると、過ぎます。益卦の本義は上を損して下を益することですが、上九は逆に、下からさらに上を益させようとします。心が偏って公でないので、誰ももう益してくれないばかりか、外から撃つ者さえ現れます。

根本の病は「立心勿恒」です。初めは下を益すと言い、後には自分を益すことに変わる。初めは公のためと言い、後には私の貪りになる。初めは恵心があり、後には恒心がない。益が恒常と公心を失うと、すぐに奪い合いへ変わります。

占例では、友人が気運を問うて、益が屯に変じる上九を得ました。高島は、卦名は益でも上爻は物極まって変じるので、益がないどころか損傷があるかもしれないと断じました。後にこの友人は人から五百円を借り、さらに別の友人に千円まで借りようとしました。その友人は近頃落ちぶれており、彼が大金を持つのを見て、途中で襲い、金を奪い、重傷を負わせました。まさに「或いは之を撃つ」です。別の占例では、明治二十六年、雨宮敬次郎の依頼で銀貨相場の結末を占い、この爻を得ました。高島は「之を益する莫し」を銀価がもう上がらないこと、「或いは之を撃つ」を値が必ず下がること、「恒なし」を相場が定まらないことと読み、後に銀価は下落し、市場は困りました。

実際の読み方

時運は、よい運が退き、貪心が過ぎて思わぬ禍を防ぐべき時です。戦いでは、増兵や兵糧の追加を待たず、今ある力で進撃する方がよい。経営では、ひたすら自利を求め、奪っても満足しなければ、必ず争いの端を開きます。

功名は人の功を奪って名とするなら長くありません。家宅は地位が高すぎて害があり、長居に向きません。婚姻は偕老しにくい恐れがあります。行人は途中の盗難や襲撃を防ぎます。

風雷益:読みの覚え

風雷益は、増える力を善い方向へ流す卦です。上の余りが下を養い、人は喜んで成長します。

増えた力を流す

益は私利を増やすだけではありません。得た力を危急の救い、善への移行、過ちの修正に使う時、本当の増益になります。

抱え込めば、増えたものは重くなります。速く行い、古い誤りを改め、伸びる所へ資源を入れることです。

立てておきたい問い

- 増えたものは、誰を生かしていますか。 - 利益だけでなく、過ちを直す力も増えていますか。 - 助けを求めるばかりで、公心を失っていませんか。

伸びる所へ資源を入れる

投資、支援、教育、制度変更では、伸びる所へ資源を入れます。利益だけでなく、過ちを直す力が増えているかも見ます。

あわせて読む

山沢損が余分を減らす卦なら、風雷益は必要な所へ増やす卦です。沢天夬と読むと、増えすぎたものをどう決して流すかが見えてきます。

本卦の問い

増えたものは、誰を生かしていますか。

自分だけでなく、下にいる人、困っている所、伸びようとしている場を生かしているかを見ます。益は流れてこそ益です。

利益だけでなく、過ちを直す力も増えていますか。

余裕が増えたなら、古い誤りを直す好機でもあります。お金や人手だけ増えても、過ちが放置されるなら益は浅いです。

助けを求めるばかりで、公心を失っていませんか。

助けを受ける側にも公心が要ります。増えたものを自分の不足だけに閉じ込めず、次にどこへ流すかを考えます。