高島易断
雷沢帰妹|意味・卦辞爻辞解説
雷沢帰妹䷵:一言で読む 帰妹は、情が礼より先に動く危うさを説く卦です。関係、協業、職位で名分と順序が正しくない時、急いで進むほど後患が増えます。 現代語訳 帰妹は上卦が震で雷、長男。下卦が兌で沢、少女です。兌は悦び、震は動きです。合わせると、好きになる、引かれる、得たいと思う心から動き出す形になります。前の漸卦とは反対です。漸は礼と順序のある女帰を説き、帰妹は次第、名分、位置が失正しやすい帰を説きます。
導入
一言で読む
帰妹は、情が礼より先に動く危うさを説く卦です。関係、協業、職位で名分と順序が正しくない時、急いで進むほど後患が増えます。
現代語訳
帰妹は上卦が震で雷、長男。下卦が兌で沢、少女です。兌は悦び、震は動きです。合わせると、好きになる、引かれる、得たいと思う心から動き出す形になります。前の漸卦とは反対です。漸は礼と順序のある女帰を説き、帰妹は次第、名分、位置が失正しやすい帰を説きます。
帰妹とは古礼で、妹が姉に随って嫁ぎ、従属的な立場で帰ぐことです。高島は、易の男女の象では、咸の少男少女、漸の長女少男など多くは夫婦を言うのに、震男兌女に至って兄妹、姉妹の象を取るのは、ここが正配の主位ではなく、従属、偏位、次第の不当を示すためだと説きます。
卦辞は「帰妹。征けば凶。利のあるところはありません」と言います。すべての婚姻が凶だという意味ではなく、すべての感情が誤りだという意味でもありません。戒めているのは、父母、媒妁、名分、礼法、正当な手順がないまま、情の悦びに引かれて私に往来することです。現代なら、関係、権責、承諾、境界を明らかにしないまま、同居、投資、協業、任職へ急ぐようなものです。
実際の読み方
帰妹を得たら、まず自分の身分を問います。正位か偏位か。主事者か補助者か。長期の承諾か一時の関係か。公開して正当か、内々で曖昧か。
次位や補助、待つべき事なら、慎んで処する道があります。しかし主位を奪い、手順を越え、情緒だけで押し進めようとするなら、止まって名分を正す必要があります。
卦辞
一言で読む
名分と順序が定まらないまま情で進めば凶で、長く利ある所はありません。
現代語訳
帰妹は、進めば凶です。利のある所はありません。つまり、名分が正しくないまま進めば凶で、長く利はない、という字面です。
征は往くこと、進むことです。高島は、これを礼によらず私奔することとして解し、だから凶と言います。ここで重要なのは古い婚俗そのものではなく、前進の理由が正しくないことです。一時の情欲、利益、依存、媚びによって動き、正当な道筋を欠くなら、長い利益は望みにくい。
漸は「女帰吉」と言います。礼と時にかなうからです。咸は「娶女吉」と言います。男女が感応しても、なお正を守るからです。帰妹は初めから「征凶」と言います。少女が悦び、長男が動く。感情の推進が先に来て、名分の整理が後に回るからです。順序が逆になれば、たとえ一時はうまく見えても、後で弊が出ます。
高島はこの卦を人事と国家にも広げます。婦が夫に従うのは、臣が君に従うことにも似ます。もし人が媚びて悦びを取り、私情によって地位を得たり、正位を挟んで制したりすれば、表面は寵を得たようでも、実は家を乱し政を乱します。今日の組織でも、個人的関係で制度を越えることは、長期の危険を埋めます。
実際の読み方
感情、協業、入職、投資、共同事業、承諾を問うなら、帰妹は身分を先に正せと言います。曖昧さを承諾の代わりにしないこと。熱情を契約の代わりにしないこと。一時的に必要とされる感じを、本当の位置と勘違いしないこと。
今は補助役なら補助役の分を守ります。正位を求めるなら、必ず正しい道を通ります。
彖伝
一言で読む
婚姻や結合には大義がありますが、悦びで動き、位を乱せば大義も凶へ変わります。
現代語訳
帰妹は天地の大義です。天地が交わらなければ万物は興りません。帰妹は人の終始です。つまり、男女や関係の結合には大きな義がある、という字面です。
男女の婚姻は小事ではありません。家庭、後代、人倫の秩序に関わります。天地が交わって万物が生じるように、人の道にも大きな義があります。
しかし危険は後の句にあります。「悦びて以て動く、帰妹する所なり。征けば凶とは、位不当なり。利のあるところはありませんとは、柔剛に乗ればなり」。兌は悦び、震は動きです。好きになったから動く。位置が正しくない。弱い側、偏った側が、正位や主位を押さえてしまう。関係がこの形で始まれば、後に問題が出ない方が難しい。
高島は、婦徳が一たび乖けば家道が欠け、臣道が一たび乖けば国政が乱れると言います。現代語にすれば、親密関係、組織関係、資源関係の初めが、媚び、依存、越位、奪位であれば、後には支配、不均衡、怨み、名分の争いが生じます。
実際の読み方
目的が大義に見えても、そのやり方が正当かを別に見ます。婚姻に大義があるからといって、私奔が吉になるわけではありません。協業に機会があるからといって、内々の取り分が安定するわけではありません。
帰妹は目的と経路を同時に見よと言います。目的がよくても、経路が失正すれば凶になります。
象伝
一言で読む
始めに悦びで動く時ほど、長い終わりと後の弊害を先に見ます。
現代語訳
沢の上に雷があるのが帰妹です。君子はこれを見て終わりを長くし、弊れを知ります。つまり、動き出す前に長い結末と後の弊害を考える、という字面です。
雷が沢の上にあれば、雷が動くたび沢水が揺れます。人の内心も、好き、誘惑、欲望に動かされると、静かでいられなくなります。帰妹で最も危ういのは、始めが慎重でないため、後で収めようとしても収まらなくなることです。
「永終知敝」が鍵です。君子は、目の前で結べるか、取引できるか、寵を得られるかだけを見ません。長い終局にどんな弊が出るかを見ます。もし最初から妾が嫡を奪い、賤が貴を妨げ、偏が正を圧し、名分が厳でないなら、後に必ず乱れます。
今日の言葉で言えば、どんな関係にも長期の結果評価が必要です。目の前の甘さ、利益、昇進、依りどころは、たしかに存在するかもしれません。しかしそれが非公開、不正当、不対等、不安定な位置に立っているなら、弊は後ろで待っています。
実際の読み方
決める前に四つを問います。この名分は公開できるか。責任は明らかに書けるか。終わる時にどう収めるか。すでにある正当な関係を傷つけないか。
この四つに答えられないなら、目の前の悦びと動きに連れて行かれない方がよい時です。
占断
一言で読む
承諾を急がず、身分・実資源・終局を調べ、偏位なら分を守ります。
現代語訳
高島の総占では、時運を問えば、一時に発動しても長く保ちにくい。経営では、貨価が動いて売り手は喜ぶが、長久を図るとは限りません。功名は、道によらず進めば後で悔いがあります。戦いは地雷が急に発するようで、一時は勝てても、一勝の後に兵力が疲れ、終わりを保つのは難しい。
婚姻は、一時の情欲の私だけであれば、百年の偕老を期待しにくい。家宅は地盤に動きがあり、すでに嫁いだ婦が長く母家にいるべきでないという象があります。つまり帰るべき位置へ帰ることです。病は古占で「永終」の字を重く見て不利としますが、現実には早く医療機関を受診します。訴訟は終結できる象もあります。
帰妹はまったく使い道がない卦ではありません。初、二、四、五にはそれぞれ処し方があります。低位なら低位を守る。片目の視なら幽貞を守る。時を過ぎたなら待つ。尊貴なら謙抑する。帰妹が本当に反対するのは、自分の位置を認めず、急いで正位を奪うことです。
実際の読み方
関係を問うなら、まず名分を定めます。協業なら権責を定めます。職位なら正当な任命かを見ます。投資なら資本と貨物が実在するかを見ます。
帰妹が最も嫌うのは、空の承諾、空の形、空の名分です。誰かに好かれた、誘われた、約束されたという目先の感じだけで、長期の代価を忘れないことです。
初爻
一言で読む
低い補助の位なら、主位を争わず分を守って歩くほど吉になります。
現代語訳
妹を嫁がせるのに娣を用います。足の悪い人でも歩けます。征けば吉です。つまり、従属の位で分を守って進めば、遅くても吉、という字面です。
娣は随嫁の妹で、古礼では従属の位置にあります。初爻は最下にいるので、娣の象を取ります。主事者ではなく、嫡位を越えることもできません。跛者が速く歩けないように、自分の脚力には限りがあります。しかしその限りを知り、分に従って一歩ずつ行けば、なお歩くことができます。
高島は、全卦としては悦びによって動くので征凶だが、初九一爻だけを見れば、陽剛が陽位にいて下位に安んじ、先を争わず、分を越えないので、往ってかえって吉になると説きます。この爻の吉は高貴さにあるのではなく、恒を守り、順に従い、過位しないところにあります。
占例一では、高島が藤野正啓先生に会い、その気運を占って帰妹が解に変じる初九を得ました。高島は別例を引き、ある人が久しく欧米を遊歴し、帰国後に商店に雇われ主管となったが、勤勉誠実であっても、あまりに自分が主人のように振る舞ったため解雇されたと説きました。初爻の道は従属して行くことで、自ら主張し過ぎてはいけません。また高島は帰魂の象から藤野先生の六年後の命限をも告げ、後に応じました。占例二では、ある官が気運を占って同じ爻を得、高島は人に依って事を成し、人に従って歩めば吉と断じました。
実際の読み方
時運は地位が低く、人の力を借りて成す時です。経営は完全に自主ではなく、命を受けて処理すれば利を得ます。功名は副職や偏位の象です。
戦いでは主帥ではありませんが、偏師として勝つことがあります。家宅は偏屋、廊下、脇の部屋の象です。病は足の病や歩行の不便があり得ますが、命に大きな障りは少ないと読みます。
二爻
一言で読む
偏った位置で見えるものがあっても、表の主位を争わず静かに正を守ります。
現代語訳
片目でも見ることができます。幽人の正しさに利があります。つまり、見え方や位置が偏っていても、静かに正を守れば利がある、という字面です。
眇は一つの目が小さい、または偏っていることです。見えるには見えますが、正面から完全に見るのではありません。二爻は陽剛で中を得ていますが、帰妹の中では賢能であっても偏位にいます。下互離は目、上互坎は疾なので、眇目の象があります。
高島はこれを、娣妾が偏位にいて、正面から争寵することはできず、側目で寵を得るようなものだと説きます。しかし寵を得ても、それを自恃してはいけません。だから幽人のように貞静を守る必要があります。幽人とは役に立たない人ではありません。表に立たない静かな位置にいても、自分の道を変えない人です。
占例一では、芸人の伊藤潮花が生命を占い、帰妹が震に変じる九二を得ました。高島は帰魂と上爻の象から五年後の命終を断じました。潮花はその後、家政を整え、産業を計画し、五年後に病没しました。占例二では、明治三十一年に台湾総督府の政略を占い、同じ爻を得ました。台湾は新たに版図に入り、風俗をすぐに革め尽くすべきではない。政府は別眼で見、静かに鎮めるのが、幽人の貞に合うと断じました。
実際の読み方
時運は道が正しくないか、位置が偏っています。静かに正を守るのがよい。経営では暗に商況を見て、独自の見識を得られます。功名は高尚にして仕えず、または裏方に退くのがよい時です。
戦いでは細かな兆しを察し、敵を読むのに利があります。家宅は幽居がよい。婚姻は無理に正位を作れば反目しやすい。訴訟では幽閉や拘束を防ぎます。
三爻
一言で読む
名分が苦しい時は正位を奪わず、退いて受け止められる分に戻り時を待ちます。
現代語訳
妹を嫁がせるのに須を用います。反って帰ぐのに娣を用います。つまり、苦しい低位や待つ形になっても、戻って従う分を守る、という字面です。
須には二つの読みがあります。一つは賤妾や低い位の女性、もう一つは時を待つことです。三爻は兌の悦びの極にあり、悦びによって進もうとしやすい。しかも柔が剛に乗り、位置が正しくない。だから初めは、より低く、より苦しい名分に落ちます。
「反り帰ぐに娣を以てす」が転機です。正位を奪えと言っているのではありません。自分が受け止められ、礼に合う位置へ戻るのです。須を待つと読めば、時がまだ来ないのでまず待つ。時が来てから娣の位で行く。どちらにしても、この爻は悦びに任せて強引に進むのではなく、忍耐し、退位し、時を待つことを教えます。
占例では、ある県人が親友の書を携えて官を謀ることを問うて、帰妹が大壮に変じる六三を得ました。高島は、この人には才智があるが、ある顕官に押さえられ、微末な官階しか授けられない。これが帰妹以須であると断じました。しかし妄りに進みを求めず、ひとまず順に受ければ、後にはなお昇進の機がある。これが反帰以娣の待つ道です。
実際の読み方
時運は苦しい立場にあり、人に押さえられますが、忍耐すれば後に伸びます。経営は価格が低く、しばらく利を得にくいが、後に上がることがあります。功名は得るものが卑い。
婚姻は正式な婚姻でない、または名分がまだ正しくない象です。家宅は偏小の屋。病は時を待って癒えることがあります。行人はしばらく待って後に帰ります。訴訟も時を待って終えるのがよい。
四爻
一言で読む
遅れても時があるなら、焦って承諾を急がず条件が熟すのを待ちます。
現代語訳
帰妹は期日を過ぎます。遅く帰ぐにも時があるでしょう。つまり、予定は遅れても、帰ぐべき時がまだある、という字面です。
愆期は予定の期限を過ぎることです。遅帰は少し遅れて帰ぐことです。九四は震動の主で、心は急いで動こうとします。しかし帰妹の事は順序を重んじます。妹は姉を越えて先に行くことができません。だから年を待ち、時を待ち、条件の成熟を待つ方がよいのです。
高島は、三爻は悦を主とし、貴きを求めて賤しきを得る。四爻は動を主とし、速きを求めてかえって遅れる。二つとも「悦びて以て動く」危険を戒めるものだと言います。九四の救いは、動きたい心があっても、爻辞がそれを押しとどめていることです。不帰ではなく遅帰です。無望ではなく有時です。
占例では、ある商人が売買の機会を問うて、帰妹が臨に変じる九四を得ました。高島は、女子が時を待って嫁ぐのは、貨物が値を待って売れることに似ると読みました。この人には以前から売れない貨物があり、後に仕入れた貨物もまた長く待つことになる。しかし遅れて売ることを憂える必要はなく、値が合う時を待てば利益を得ると断じました。
実際の読み方
時運は行くべき時があります。焦って進んでも益はありません。戦いは時を審らかにし、軽進して兵を損じないことです。経営では値を待って売れば、遅い販売がかえって利になります。
功名は性急に進めば敗れます。婚姻は年や条件の成熟を待ちます。家宅は宅運がまだ来ず、移居に向きません。行人はしばらく帰りません。失せ物は久しくして得ることがあります。
五爻
一言で読む
尊い者ほど飾りで勝たず、中正と謙抑で満ち切らない月のように吉となります。
現代語訳
帝乙が妹を嫁がせます。その君の袖は、その娣の袖の良さに及びません。月が望に近いです。吉です。つまり、尊い立場でも飾りを抑え、中正なら吉、という字面です。
帝乙は商王、君は正妻、袂は袖です。天子の妹が諸侯へ下嫁するなら、本来の身分は尊い。しかし正妻の袖は、随う娣の袖ほど華美ではありません。これは本当の貴さが、飾りや媚びによるのではなく、徳、位置、中正によることを示します。
「月望に幾し」は、月が満ちようとしてまだ満ち切らないことです。婦徳は月のように、円満に近くても過満にならない方がよい。尊いのに自ら抑えるから吉です。高島は、湯が妹を嫁がせる言葉を引き、女子が夫に従うには礼義をもってし、貴さに恃んで妄動してはならず、衣飾の美で人に媚びてはならないと説きます。五は震の中、二は兌の中で、中と中が応じるので、位置が相当し、貴きをもって行っても吉です。
占例では、友人がある人の赴任の吉凶を問うて、帰妹が兌に変じる六五を得ました。高島は、この人の身分は必ず貴く、今回の赴任は帝女の下嫁に似て、小さくその職を受ける形だと読みました。その才調は前任に勝るが、媚びず、自恃せず、光明公平な政で民に臨むべきで、月が望に近い象により吉と断じました。
実際の読み方
時運は、何事も謙抑し、自慢せず、満ち切らず、中を得れば吉です。戦いでは尊を下に置くことで軍心を得ます。月夜の進軍で敵の不意を突く象もあります。経営では後から来た貨物が前の貨物に勝り、望日前後に高値で売れることがあります。
功名は兄弟が同じく求めて、後の者がかえって勝つことがあります。婚姻は二女同帰の象もありますが、重んじるべきは飾りではなく徳です。家宅は中央に位して喜びがあります。行人は望日前に帰ることがあります。
上爻
一言で読む
形だけの礼や名分で中身が空なら、資源も生命も通わず利はありません。
現代語訳
女は筐を受けても実がありません。士は羊を割いても血がありません。利のある所はありません。つまり、礼の形だけあって中身が空なら何の利もない、という字面です。
筐を捧げ、羊を割くのは祭礼の動作です。女子が筐を持っても中に祭品がなく、士が羊を割いても血がない。外形は礼を行っているようでも、内実が空です。
高島は婚礼と宗廟から説明します。女子が入門して三か月後に廟見を行い、初めて婦となります。祭礼では主婦が筐を奉じ、司馬が羊を割き、それぞれ位があります。もし不当な人を祭礼に入れたり、名分が正しくないのに無理に礼を作ったりすれば、人倫を乱すだけです。筐に実なしは財物が空であること。羊に血なしは生命と流通が絶えていること。空の名分、空の資本、空の儀式には、当然利がありません。
占例では、友人が人と共同事業を興したいと考え、喜ばしい事で利益も多いように見えるとして、高島に占を請いました。帰妹が兌に変じる上六を得ました。高島は、兌悦震動で喜びによって動く象そのものであり、上爻の筐無実、羊無血は財力ともに空であることだと断じました。共同事業の相手の一方には実がなく、もう一方には血がない。資本も流通もなく、事業は成らないと読みました。
実際の読み方
時運は、万事を強行してはいけません。戦いでは糧草が備わらず、兵器も修まらず、出れば敗れます。経営は資本が空で貨物が欠け、利を得にくい。功名は空手で名を求める形で、得にくい。
婚姻は名分が正しくなく、家道を損ないます。家宅は家の規範が正しくなく、正偏の争いを防ぎます。病は古占では虚労や失血の重い象としますが、現実には速やかに医療機関を受診します。失せ物は多く得られません。
雷沢帰妹:読みの覚え
雷沢帰妹は、情が礼より先に動く危うさを読む卦です。名分と順序が整わない関係では、進むほど後患が増えます。
情が礼を追い越していないか
帰妹では、結びつきの強さだけを吉としません。主位を争わず、分を守り、条件が熟すまで待つことが身を守ります。
気持ちが本物でも、名分や順序が整っていなければ後患が増えます。自分がどの位置に置かれているかを、甘く見ないことです。
立てておきたい問い
- この関係や契約に、正しい名分がありますか。 - 情や勢いが、順序を追い越していませんか。 - 自分が主位でない場で、何を守るべきですか。
肩書きと実質を見る
恋愛、再婚、提携、職位の移動では、肩書きと実質を確認します。遅れても時があるなら、焦って承諾せず条件が熟すのを待ちます。
あわせて読む
沢山咸は感応の卦で、雷沢帰妹は感応が礼を越えた危うさです。風山漸と読むと、順序を踏む関係との違いが明らかになります。
本卦の問い
この関係や契約に、正しい名分がありますか。
名前のつけられない関係や、役割が曖昧な契約は危ういです。気持ちの強さより、位置が正しく置かれているかを見ます。
情や勢いが、順序を追い越していませんか。
勢いが強い時ほど、順序を飛ばしやすくなります。約束、公開性、責任の所在を確認してから進みます。
自分が主位でない場で、何を守るべきですか。
主位でないなら、境界、尊厳、生活の安全、言える範囲を守ります。自分の分を軽く扱わないことです。
本ページの現代語訳は gaodaoyijing.com が独自に整理・翻訳したものです。© 2026 gaodaoyijing.com。無断転載、複製、機械的な大量取得、商用データベースでの利用を禁じます。