高島易断

火水未済|意味・卦辞爻辞解説

火水未済䷿:一言で読む 未済は失敗ではありません。まだ渡り終えていない卦です。道は残っていますが、最後の一歩で急ぎ、乱れ、位置を誤ることを最も恐れます。 現代語訳 未済は上卦が離で火、下卦が坎で水です。火は本来上り、水は本来下ります。火が水の上にあり、水火が背き合って、まだ交わって用を成していません。既済とは正反対です。既済は水が火の上にあり、すでに互いに助け合っています。未済は火が水の上にあり、それぞれ別々に行くので、事がまだ完成していません。

導入

一言で読む

未済は失敗ではありません。まだ渡り終えていない卦です。道は残っていますが、最後の一歩で急ぎ、乱れ、位置を誤ることを最も恐れます。

現代語訳

未済は上卦が離で火、下卦が坎で水です。火は本来上り、水は本来下ります。火が水の上にあり、水火が背き合って、まだ交わって用を成していません。既済とは正反対です。既済は水が火の上にあり、すでに互いに助け合っています。未済は火が水の上にあり、それぞれ別々に行くので、事がまだ完成していません。

卦名は不済ではなく未済です。ここが重要です。永遠に成らないのではなく、まだ成っていないだけです。道がないのではなく、まだ水火、位置、人、時機を互いに成就する状態へ整えていないだけです。未済には危険がありますが、希望もあります。

卦辞は「未済は亨る。小狐汔んど済らんとして、其の尾を濡す。利のあるところはありません」と言います。小狐がほとんど渡り終えようとして、最後に尾を濡らします。最後の一歩ほど誤りやすいということです。未済が亨るのは、なお渡り切る道があるからです。しかし尾を濡らせば利はありません。岸に上がるまで、完成したとは言えません。

実際の読み方

未済を得たら、整理を続ける、足りない位置を補う、方向を弁じる、慎重に進めることに向きます。感情が未定、事業が未収束、計画が閉じていない、仕組みがまだ本格稼働していない時は未済です。

急いで完成宣言をせず、未成だからといって放棄もしません。位置を見、道具を補い、時機を待ち、最後の一段を安定して渡ります。

卦辞

一言で読む

あと一歩で成る時ほど粗く急ぐと尾を濡らし、完成前の功を失います。

現代語訳

未済は通じます。小狐がほとんど渡ろうとして、その尾を濡らします。利のある所はありません。つまり、未完成でも通じる道はあるが、最後に雑に渡れば利はない、という字面です。

未済がなお亨るのは、未完成の中に完成の可能性があるからです。河を渡る時、人がまだ水中にいて岸に上がっていなければ、すでに渡ったとは言えません。しかし方向が正しく、道具があり、気力が残っていれば、ついには渡れます。

小狐は力が弱く、しかも躁って進むものの象です。すでに岸辺に近づいているのに、自分の力を量らず、最後の始末を慎まないため、尾を濡らします。尾が濡れると身が重くなり、進退が難しくなり、前の功が最後の一点で壊れることがあります。未済が恐れるのは、開端の難しさだけではありません。最後の段の軽忽です。

高島は、既済の尾は未済の首に接し、未済の尾はまた既済の首に続くと言います。六十四卦が未済で終わるのは、天地人事に本当の句点がないからです。完成の後にも未完成があり、未完成はまた完成へ転じます。要は、続けられるか、受け止められるかです。

実際の読み方

事があと少しで終わる時ほど、検査を減らしてはいけません。関係が定まりかけた時ほど、急な任性を避けます。仕組みが本番に近い時ほど、試験を飛ばしません。交渉が成りかけた時ほど、急に条件を上乗せしません。

未済の亨は、まだ慎重に続けることにあります。だいたいで済ませることではありません。

彖伝

一言で読む

位置はまだ整わないが、応じ合う関係は残るので、最後まで続ければ未成は完成へ向かいます。

現代語訳

未済が通じるのは、柔が中を得るからです。小狐がほとんど渡ろうとして、まだ中を出ていません。その尾を濡らす、利のある所なしとは、最後まで続けないからです。位に当たっていなくても、剛柔が応じるからです。つまり、まだ位置は合っていないが、応じ合う力が残るので、最後まで続ければ通じる、という字面です。

六爻の位置はみな正しくありません。だから未済です。しかし陰陽はなお互いに応じています。だから絶望ではありません。

既済の亨は、すでに成った亨です。未済の亨は、まだ成らないが最後には成り得る亨です。未済は下に坎、上に離があり、水火が交わりません。天地がまだ明けず、宇宙がまだ開かないようなものです。それでも柔は中を得、剛柔は応じます。乱れているようでも、なおつながる関係が中に残っています。

高島は人事に用いて、人生が世を渡る以上、険がないことはなく、また渡り切ろうとしないわけにもいかないと言います。未済に安んじてしまえば、最後まで渡り切れません。勤勉に努力して渡り切ろうとすれば、一時未済でも最後には渡り切れます。未済が貴いのは、「続ける道」を残すからです。

六十四卦が既済で終わらず未済で終わるのも、易の道が終わってまた始まり、生々としてやまないからです。既済は已に尽き、未済は無窮です。既は未を開き、未は既を継ぎます。人事も同じです。一つの問題が終われば別の問題が始まり、一つの段階が未完なら、そこが次の努力の場所です。

実際の読み方

未済を判断する時、ただ未成という一点だけを見てはいけません。まだ応じ合う資源、関係、位置、時機があるかを見ます。

位置が誤っているなら正します。物類が混じっているなら分けます。道具が足りなければ補います。時機がまだなら待ちます。未済の希望は調整にあります。

象伝

一言で読む

未完成の混乱では、まず物を分け、位置と方角を正してから進めます。

現代語訳

火が水の上にあるのが未済です。君子はこれを見て慎んで物を弁じ、方に居らせます。つまり、慎重に物事を分け、ふさわしい位置に置く、という字面です。

火は熱く、水は寒く、性質が違います。離は南、坎は北で、方位も違います。火が水の上にあれば、炎上するものはさらに上へ、潤下するものはさらに下へ行き、互いに交わらず、互いの用になりません。だから未済です。

君子はこの象を見て、急いですべてを混ぜ合わせようとはしません。まず弁じます。何が何か。誰がどの位置にいるべきか。何を先にし、何を後にするか。物がその類を得て、位がその方を得れば、未済は既済へ進む可能性を持ちます。

多くの未済の問題は、資源がないことではなく、置き場所が間違っていることです。人を誤った役に置く。金を誤った方向に使う。言葉を誤った場で言う。薬を寒熱に合わず用いる。事の順序が乱れている。これらはすべて水火不交を生みます。慎んで物を弁じ方に居ることとは、まず錯位を正すことです。

実際の読み方

混乱に遇ったら、まず強く押さないことです。分類し、定位し、順序を並べ、責任を定めます。

関係では感情と事実を分けます。仕事では目的と手段を分けます。健康では寒熱虚実を分けます。財務では売上と実際に使える資金を分けます。未済は突進ではなく、弁別によって完成へ進みます。

占断

一言で読む

未完成の局面では、足りない物・誤った位置・切れた手順を弁じ、最後を粗く渡りません。

現代語訳

高島の総占では、時運は顛倒し、諸事に慎みが必要です。経営や売買では、貨物と位置が合っておらず、慎重に処置して初めて利を得ます。功名はまだ成っていません。戦いでは、営塁、器具がそれぞれ宜しきを失い、互いに用を成せないので、よく検査しなければ敗を免れません。

家宅は方位が倒れており、改める必要があります。婚姻は門戸が合いません。病は上焦下焦、血絡が通らず、上るべきものが上らず、下るべきものが下らない象があります。薬方は最も慎むべきです。失せ物は方位を明らかにすれば見つかります。妊娠出産について古占には上月に女、下月に男といった説があります。

未済の総占は、急に吉凶を断じるべきではありません。希望がないのではなく、多くの不合が残っているのです。方向が合わない。時機が合わない。人事が合わない。物と位が合わない。これらを合わせれば亨ります。合わないまま強行すれば、小狐の濡尾になります。

実際の読み方

未済を得たら、検査の一覧を作ります。何が足りないか。誰の位置が違うか。手順はどこで切れているか。資源はつなげられるか。時間は成熟しているか。

これに答えられれば、未済から既済へ歩けます。

初爻

一言で読む

始めから準備不足で尾を濡らすと、未成のまま進退が苦しくなります。

現代語訳

その尾を濡らします。吝です。つまり、渡り始めから尾を濡らせば恥ずかしく、進みにくい、という字面です。

未済卦辞の小狐濡尾が、そのまま初爻に落ちています。既済の上爻は首を濡らし、未済の初爻は尾を濡らします。首尾は相接します。前の既済ですでに「首が濡れるのは危うい」と戒められていたのに、後の未済ではまた尾を濡らす。これは戒懼を知らず、同じ轍を踏むことです。

初爻は未済の開端であり、本来は前を審らかにし後を顧み、進退を明らかにすべき時です。ところが初めから軽く水に入り、尾を先に濡らすのは、道具も準備も判断も足りないことを示します。完全に渡り切れないという意味ではありません。ただ、このやり方では吝であり、見苦しく、進退両難に陥りやすいのです。

占例では、友人が製造業を問うて未済の初爻を得ました。高島は、これは旧業を引き受け再興しようとしているが、前人が失敗した原因を知らず、軽く進み、製品が一時売れず、抵当にして金を求めても不利となり、進退両難になる象だと読みました。まさに小狐がほとんど渡ろうとして尾を濡らす形です。二爻の「其の輪を曳く」に至る時、翌年には車で外へ運び販売して利を得られると断じました。

実際の読み方

時運は、前後を審らかにせず、進退を顧みない魯莽です。経営は前に失敗したことを後でも戒めず、旧い誤りを繰り返しやすい。功名は開端で勢いを失い、人の尾に付くことも難しい。

婚姻は首尾が流離し、まとまるのが難しい。家宅は前後の門の方位が正しくありません。病は下半身に関わる象があります。まず前後を確かめ、それから動くことです。

二爻

一言で読む

急がず車輪を曳いて中道を守れば、未済の中でも吉へ進めます。

現代語訳

その輪を曳きます。正しければ吉です。つまり、車輪を引いて慎重に進み、正しければ吉、という字面です。

二は坎中にあり、坎には輪の象があります。輪は済渡の道具です。既済初爻では輪を曳き尾を濡らしましたが、ここでは輪を曳いても尾は濡れません。道具がより使え、方法もより安定していることを示します。

輪を曳くとは、速く突っ切ることではありません。輪を引き、車を制御し、中道を正しく行くことです。未済の時に最も恐れるのは躁進です。九二は中を守り、水勢に偏らされないので吉です。象伝の「中以て正を行うなり」はまさにこれです。

占例では、明治八年、朝鮮が日本の雲揚艦を砲撃し、朝議が問罪の兵を起こそうとした時、陸軍大佐が占い、未済の九二を得ました。高島は、未済二爻の輪は海路の輪船と見られ、雲揚艦は撃たれても輪を曳いて帰ることができる。今年は兵を起こして怨を結ぶには至らないと読みました。三爻に至って「征凶、利涉大川」があるので、後には事が起こる恐れがあり、海軍には利があり陸軍には不利とも見ました。後に当時は和平へ帰しました。

実際の読み方

時運は軽い車で水を渡るように、中道によって渡り切れます。経営は満載して帰る象があります。功名は君臣が互いに助け合い、載せる人があります。

戦いでは偽って退く策、または車船の策が使えます。婚姻は夫婦がともに挽き、賢配を得ます。家宅は輪奐ともに美しい。病は胸腹の気機が通らず、三焦を開く必要があります。要は速さではなく安定です。

三爻

一言で読む

無謀に進めば凶だが、準備して大川を渡るなら道があります。

現代語訳

未済です。征けば凶です。大川を渡るのに利があります。つまり、未完成のまま無理に進めば凶だが、備えて大きな川を渡るなら利がある、という字面です。

三は内外卦の境にあり、首尾ともまだ岸に着いていません。未済が未済である要の位置です。さらに一歩進めば険を出ることもできますが、一歩誤ればまた険へ入ります。だから無謀に前進すれば凶です。

しかし爻辞は同時に「大川を渉るに利があります」と言います。これは矛盾ではありません。盲目的に征伐するのは不可ですが、準備して険を渡ることは可です。大きな難と大きな功は、しばしば危うい時勢から出ます。問題は動くか動かないかだけではありません。舟楫があるか、時に合うか、正当かが問題です。

占例では、高島が衆議院の気運を占い、未済の六三を得ました。政府は欧米文明に倣って富強を図り、議員は欧米自由を学んで権利を図ろうとしていました。高島は、これは火が上にあり水が下にあり、両者が互いに助け合わない形だと読みました。当時の議員には賄賂によって来た者も多く、位が当たらないので「征けば凶」です。しかし議院制度そのものは、もし人を得て中正に行えば、「大川を渉るに利があります」の可能性もあるとしました。

実際の読み方

時運は静かに時を待つべきで、躁動すれば凶です。戦いでは海軍を会集し、水陸を併せて進めば、凶中から吉へ転じることがあります。経営は舟運、水路、広域の流通に利があります。

功名は舟を作って川を渡る力があります。婚姻は迎娶なら吉、入婿や位を失う形なら凶です。病は地を移して険を避けることができます。この爻は、動いてはいけないのではなく、乱れて動いてはいけないのです。

四爻

一言で読む

険を出て正しく動けば悔いは消え、長い努力の後に大きな賞が来ます。

現代語訳

正しければ吉で、悔いは亡びます。震いて用て鬼方を伐ちます。三年で大国に賞があります。つまり、正しく遠征して長く努めれば、後に賞がある、という字面です。

未済の下三爻はまだ未済の中にあります。上三爻から既済へ向かい始めます。九四は坎険を出て離明へ入る所です。正道をもって動けるので、悔いは消えます。

この爻と既済の九三は、どちらも鬼方を伐つことを言います。既済九三は「三年にして之に克つ」で、長い戦いの疲れを重んじます。未済九四は「三年にして大国に賞有り」で、志が行われ、艱難の後に凱旋して賞を受けることを重んじます。前者は久戦の労、後者は成功後の栄です。

占例一では、友人が気運を問うて未済の九四を得ました。高島は、年来困苦の事がだんだん成功し、三年の間に威名が遠く揚がり、賞を得て栄を受ける。志が満ち業が成る時だと断じました。占例二では、明治二十七年冬至に翌年の聖運を占い、同爻を得ました。高島は「震いて用て鬼方を伐つ」から征清得勝を断じ、「三年にして大国に賞有り」から戦後に論功行賞があると読みました。

実際の読み方

時運は大運が転じています。正を守れば吉で、名利を全うできます。戦いは遠征して凱旋し、賞命を受けます。経営は遠行貿易で財利が豊かになります。

功名は声名が遠く震います。婚姻は三年で成ることがあります。家宅は正を守れば吉。病については、鬼方の語が不祥なので、久病三年後は保ちにくいと古くは見ます。

五爻

一言で読む

完成に近づく時、正しい光と誠信が外に現れれば吉で悔いはありません。

現代語訳

正しければ吉で、悔いはありません。君子の光があります。孚があって吉です。つまり、正しくあれば光が現れ、信があって吉、という字面です。

五は離の中にあり、離は日、明、光です。未済が五爻まで来ると、成功に近い明るい所に出ています。もうただ水を渡る険だけではありません。正を守れば悔いはありません。

高島は、五は未済の主で、四に比し、二に応じると説きます。二は中正であり、四には征伐の功があります。五に至ると、文徳は昭明となり、武功も顕れ、臣下の功業も君上の威光となります。だから君子の光と言います。この光は虚名ではありません。誠信が中に積もり、英華が外に発するものです。

占例では、ある縉紳が官階の昇進を問うて未済の六五を得ました。高島は、五は離中にあり日光であり、五はまた君位なので君子の光である。五は二と応じ、二は相談者に属するので、君に近づき、聖化に浴し、龍光を仰ぐ象がある。昇進を賀すべきだと断じました。

実際の読み方

時運は全盛に当たり、百事吉です。戦いでは師卦の「師貞、丈人吉」と合わせて見ることができ、統帥の光があります。経営は政府の公事、軍餉、軍器などに関わり、上からの余沢を得ることがあります。

功名は入覲、寵を受ける、昇進の象があります。家宅は大吉。婚姻は君子好逑で必ず得ます。妊娠出産は女を生み貴いという古占があります。

上爻

一言で読む

険を越えた後の祝酒はよいが、酔って首まで濡らせば信を失います。

現代語訳

飲酒に孚があります。咎はありません。その首を濡らせば、孚があってもこれを失います。つまり、信をもって祝うのはよいが、酔って節を失えば信も失う、という字面です。

上爻は未済の終わりです。反転すれば既済です。坎険はすでに脱し、上下は相孚します。だから飲酒して宴楽し、祝うことには本来大きな咎はありません。

しかし酒は礼を成すためのものであり、性を乱すためのものではありません。飲酒に節があり、賢者と楽しみを共にすれば、信と礼があります。もし酔って首を濡らすほど沈み、出られなくなれば、節を知らず、かえって徳を敗り信を失います。高島は、初めは孚があるから飲酒したのに、後には飲酒によって孚を失う。これが「有孚失是」だと説きます。

占例では、明治二十八年七月の夕方、高島が友人と書楼で閑談している時、新聞号外の声を聞きました。友人が何事か占ってほしいと言い、未済上爻が解に変じました。高島は、必ず飲酒過度、酔中の溺水に類する禍だと断じました。号外が届くと、それは山陽鉄道の列車転覆で乗客が負傷した記事でした。後に分かったところでは、当時は風雨が激しく、停車を勧める者がいたのに、機関士は聞かず、出発前に強い酒も飲み、進行して事故に至ったのです。

実際の読み方

時運は険難が平らかになり、衆心が楽しむ時です。節を知れば大過はありません。戦いは勝って師を返し、飲酒して功を策する時です。経営は厚利を得た後、入る量を量って出せば富を保てます。

功名は得てまた失う患いがあります。病は飲食の失節によることが多い。訴訟は酒から事が起こることがあります。妊娠出産は女を生むという古占があります。六十四卦最後の戒めは、完成の後にも節を知れ、ということです。

火水未済:読みの覚え

火水未済は、まだ渡り終えていない卦です。道は残っていますが、最後の一歩で乱れることを最も恐れます。

未完成は、まだ道があるということ

未済では、未完成を失敗と決めつけません。位置がまだ整わない中でも応じ合う関係はあり、最後まで慎めば完成へ向かいます。

あと一歩の近さが、いちばん雑さを呼びます。渡り終える前に祝わず、物、位置、手順をもう一度つなげます。

立てておきたい問い

- あと一歩のところで、粗く急いでいませんか。 - 未完成の原因は、物の不足ですか、位置の誤りですか、手順の切れ目ですか。 - 渡った後の祝酒で、信を失う危険はありませんか。

最後の雑さを防ぐ

締切前、交渉の最終局面、試験前、移行作業では、最後の雑さを防ぎます。物を分け、位置を正し、手順をつなげてから渡ります。

あわせて読む

水火既済は完成後の保守で、火水未済は完成前の最終調整です。水沢節と読むと、最後の越えすぎを防ぐ尺度が見えてきます。

本卦の問い

あと一歩のところで、粗く急いでいませんか。

あと一歩だからこそ、気が急きます。未済では、最後の確認、役割、手順を省かず、尾を濡らさないよう渡ります。

未完成の原因は、物の不足ですか、位置の誤りですか、手順の切れ目ですか。

不足、位置ずれ、手順の切れ目を分けて見ます。原因が違えば、補うものも、並べ直すものも、つなぐ順序も違います。

渡った後の祝酒で、信を失う危険はありませんか。

早すぎる祝いや油断が、最後の信を損なうことがあります。渡り終えるまでは、喜びより確認を優先します。