高島易断

火山旅|意味・卦辞爻辞解説

火山旅䷷:一言で読む 旅は、外に出て仮に身を寄せる卦です。自分の根の上にいないので、大きな亨通ではなく小亨を求めます。守分、慎重、明察、早く解くことが大切です。 現代語訳 旅は上卦が離で火、下卦が艮で山です。山には固定した位置がありますが、火は山の上に附き、燃え過ぎれば去っていき、長く留まりません。山は旅人がしばらく寄る場所、火は外で漂う人の状態です。だからこの卦を旅と言います。

導入

一言で読む

旅は、外に出て仮に身を寄せる卦です。自分の根の上にいないので、大きな亨通ではなく小亨を求めます。守分、慎重、明察、早く解くことが大切です。

現代語訳

旅は上卦が離で火、下卦が艮で山です。山には固定した位置がありますが、火は山の上に附き、燃え過ぎれば去っていき、長く留まりません。山は旅人がしばらく寄る場所、火は外で漂う人の状態です。だからこの卦を旅と言います。

高島は、離には麗、つまり附く意味と、別れる意味があると言います。本家を離れ、外に附いている。これが旅です。人が故郷、親族、根基を離れて他郷に身を寄せる時、本位にいる時のように大きく事を成すことはできません。だから卦辞は小亨と言い、大亨とは言いません。

卦辞は「旅は、小しく亨る。旅は貞にして吉」と言います。旅の中で、しばらく頼れる所を得て、自分を保てるだけでも小亨です。本当の吉は、外で大きく得ようとすることではありません。旅人の正道を守ることです。柔らかく人に接し、環境を明らかに見て、貪らず争わず、来る時は来て去る時は去ることです。

実際の読み方

旅を得たら、まず自分が客の立場にいると考えます。仕事なら外任、臨時、出張、流動の商い。関係なら一時的に通じ合っても長く安定しにくい。財なら素早く動かし、滞貨を避けます。訴訟や争いは早く終えるのがよい。

旅の大きな戒めは、一時の宿を永久の根拠地と思い込まないことです。

卦辞

一言で読む

旅先では大成功より身を保つ小さな通りを求め、客の分を守るほど吉になります。

現代語訳

旅は少し通じます。旅は正しくして吉です。つまり、旅の時は大きく通すのではなく、小さく通じ、旅人の正しさを守れば吉、という字面です。

旅は羈旅です。人が外地にいて本居を失い、孤身で宿ることです。古人は遠く異国へ赴くことを悲事としました。根基、人情、資源、名分が自分の手にない以上、本地、本職、本家にいる時のような大通達は期待できません。

しかし旅はまったく成らない卦でもありません。依る所を得ること、住む所があること、資財があること、信じられる人がいること、明らかな判断があること。これらがそろえば、自分を保ち、小亨を得られます。旅の貞とは、客居の正です。主人の正ではありません。自分がしばらくいるだけだと知り、越位せず、居座らず、細かく争わず、強く求めないことです。

高島は旅の道を、柔和と明察の両方だと説きます。剛に過ぎれば傲りとなり、傲れば人と和せません。明がなければ暗くなり、昧ければ身を保てません。旅人は人情に柔順でありながら、ぼんやりしてはいけません。環境に附きながら、自分の準則を失ってはいけません。

実際の読み方

新しい都市、新しい職場、外地の案件、臨時の関係、知らない集まりにいるなら、すぐ主になろうとしないことです。

まず安全な住処、信頼できる資源、重要な証拠、信頼できる人を探します。その上で規則、人間関係、危険を見ます。旅は賢い客であれと言い、乱暴な主人になれとは言いません。

彖伝

一言で読む

客の身では柔らかく剛に順い、止まる力と見る力を持つから小さく通じます。

現代語訳

旅は少し通じます。柔が外で中を得て、剛に順い、止まって明に麗くので、小しく亨ります。旅は正しくて吉です。旅の時の意義は大きい。つまり、外にいる柔らかな者が中正を得て、強いものに順い、止まりながら明に付くから通じる、という字面です。

序卦伝は「豊は大なり。大を窮むる者は必ず其の居を失う、故にこれを受くるに旅を以てす」と言います。豊盛が極端に進むと、かえって本居を失いやすい。そこで旅になります。旅は観光だけを指しません。人がもとの安定した位置を離れ、外地、外位、外縁に入ることです。

人生には旅のような時が多いものです。士人は笈を負って遠く学び、商人は貨物を載せて出行し、使臣は異国へ赴き、普通の人も故郷を離れて生きることがあります。国家にとっても商旅が流通してこそ財用が通じ、個人にとっても外へ出て経験してこそ見聞が広がります。

旅の卦徳は内に艮、外に離です。艮は止です。止まる力があれば、乱れた宿を選ばず、乱れた行動をしません。離は明です。明があれば、どこへ行くか、誰と交わるか、いつ手を引くかが分かります。止まって明がなければ、その場に困ります。明だけで止がなければ、あちこちで災いを招きます。二つが合って、旅の正道になります。

実際の読み方

旅では、行けるかだけでなく、どこで止まるかを問います。出張なら住処、契約、帰路を決めます。案件なら境界、納品、退出条件を明らかにします。

感情なら、一時の出会いか長い関係かを見ます。投資なら、いつ売るかを先に考えます。旅の知恵は、動く中にも止まる所を持つことです。

象伝

一言で読む

外にいる時の争いは、事実を明らかにし慎んで裁き、長く留めず早く離れます。

現代語訳

山の上に火があるのが旅です。君子はこれを見て、明らかに慎んで刑を用い、獄を留めません。つまり、明察して慎重に処理し、訴えを長く引きずらない、という字面です。

山上の野火は、燃え過ぎれば去り、長く留まりません。旅人もそうです。一地に長く絡まることはできません。刑獄や訴訟も長引けば、旅の中の絡みのように、遅れるほど解きにくくなります。

離は明なので、情実をよく見ます。艮は止なので、慎みと境界があります。法は山のように動かず、奸を照らすことは火のように明らかであるべきです。明で慎むから冤を作りません。獄を留めないから、問題を長期の怨みへ変えません。

高島はこれを豊と対にします。豊は「獄を折め刑を致す」と言い、盛時には明断が必要です。旅は「刑を用い、獄を留めず」と言い、客の立場、外地、臨時の事はなおさら早く終えるべきです。人が外で官司、争い、債務、誤解に巻き込まれると、引き延ばしが最も傷になります。

実際の読み方

訴訟、紛争、契約、苦情を問うなら、旅は早く明確に終えることを勧めます。証拠は明らかにし、態度は慎み、手続きは早くします。

外地の小さな争いを長いもつれにしてはいけません。体面のために最後まで争い切るのもよくありません。旅中で最も貴いのは、身を抜くことです。

占断

一言で読む

外地や臨時の事は軽く速く動き、資金・人・証拠を守って早く結ぶほど小さく通じます。

現代語訳

高島の総占では、時運はまだ全盛ではなく、よく見極め、慎んで防ぐべきです。災いがあっても、すぐ解けることがあります。経営では外へ出て販売・輸送するのに適し、貨物は来たらすぐ売り、長く留めて積まない方がよい。功名は、山上の火が遠く照らす象で、登用が近いことがあります。戦いでは火攻めの象を取ります。

家宅は火災を防ぎます。婚姻は即日成る象もありますが、旅卦は本来長く安定することを主としないので全体を見ます。病は古占では肝火上炎、勢いが急で危うい象があります。現実には速やかに医療機関を受診します。訴訟は当日に終わる象。行人はすぐ帰る象があります。

旅で大切なのは、資源、住処、助け手、証拠です。住処がなければ心は定まりません。資財がなければ行動が不便です。童僕や助け手がなければ事は成りにくい。明察がなければ、環境に引きずられます。

実際の読み方

外へ出て用を足す、外地で財を求める、臨時に協力する時は、軽装で速く動き、承諾を少なくし、貨物を積み過ぎず、争いを減らします。

現金、証明書類、契約書、連絡先、住処を整えます。旅は外へ出るなとは言いません。外へ出るなら旅人としての規律を持てと言います。

初爻

一言で読む

旅先で小利や小怨にこだわるほど、居場所を失い自分で災いを招きます。

現代語訳

旅して瑣瑣とします。これはその災いを取る所です。つまり、旅先で細かなことにこだわると、自分から災いを招く、という字面です。

初爻は最下にあり、旅人になったばかりの人です。瑣瑣とは小さく、細かく、浅いことです。外にいる人はもともと根がありません。それなのに一銭一厘、小利小怨を細かく争えば、旅舍の主人、同伴者、土地の人と合わず、最後には身を置く所まで失います。

高島は「所」を居処と解します。旅してその所を失えば、容れる地がありません。象伝の「志窮まる災いなり」は、外が必ず害してくるという意味ではありません。志量が窮まり、器量が小さく、処世が狭いので、自ら災いを取るのです。

占例では、友人が気運を問うて、旅が離に変じる初六を得ました。高島は、人生は寄るようなもので、天地もまた逆旅である。財を散じて衆と和すれば四海は皆兄弟となる。財を集め怨みを取れば平らな道も茨となると説きました。委瑣に利を追えば必ず容身の地を失う。大度寛容で、小財を惜しまず、怨みを招かず、忠信篤敬で世に処するべきです。

実際の読み方

時運は、出身や境遇が低く、孤身で客となり、大利は得にくい。経営は資本が小さく、事業も卑近で、小災を防ぎます。功名は得ても高くありません。

戦いでは兵力が薄く、勝ちにくい。家宅は小戸で委瑣の象ですが、慎めば災いを免れます。婚姻は名門厚配ではありません。病は初起の小病なら治せます。

二爻

一言で読む

宿・資金・信頼できる助け手がそろえば、旅の不安はひとまず安定します。

現代語訳

旅して宿に就き、その資財を懐き、童僕の正しさを得ます。つまり、泊まる所、持ち物、忠実な助け手を得る、という字面です。

即は就く、次は旅舍です。資は金銭や貨物、童僕は随行して助ける者です。旅人が外にいて、住む所を得、身に資財があり、さらに信頼できる人の助けを得るのは、非常に得がたい安定です。

六二は柔中で正に居ます。だから内では自分を失わず、外では人を失いません。金があるので慌てず、人がいるので孤独でなく、住処があるので漂いません。爻辞は大吉とは言いません。旅中では、災いを免れ身を保てるだけで十分によいからです。

占例では、高島が明治十七年に九州を遊歴した時、ある石灰坑の社員が坑業を占って、旅が鼎に変じる六二を得ました。高島は、本社は東京にあり、遠く九州で坑業を営んでいるので、諸人は皆旅にあると読みました。この爻には財も人もあり、上下の用人は正直無私で、本来憂いはありません。しかし三爻には焚次喪僕の象があるので、翌年の火災を防ぐべきだと警告しました。五爻の後は名誉を得るが、上爻にも焚巣の恐れがあるため、五年内は予防が必要としました。

実際の読み方

時運は、財があり人があり、位置も中正なので大きな憂いはありません。経営では財を得て利を謀り、人を得て共に事ができます。遠地で客となっても安んじられます。

戦いでは軍餉が足り、兵卒も順い、攻戦に力があります。家宅は寄居の宅ですが、財用が豊かで人も正しい。婚姻は入婿や富家に寄る象があります。病は外地で病んでも、看護する人を得て癒えることがあります。

三爻

一言で読む

宿と助け手を同時に失う時は、正しくても危ういので火災と離反を防ぎます。

現代語訳

旅でその宿を焼きます。その童僕の正しさを失います。危ういです。つまり、泊まる所と助け手を失い危険になる、という字面です。

三は内卦の極で、艮から離に入ります。離は火なので、焚く象があります。次は旅舍、童僕は随行の助け手です。旅舍が焼ければ居る所を失います。童僕を失えば助けを失います。旅人が最も頼る二つが同時に失われるのです。

高島は、火災は童僕の不注意から起こることもあり、童僕の過ちでないこともあると言います。しかし災いの後、童僕は主人の責めを恐れて背いて去ることがあります。そこで「其の童僕の貞を喪う」です。爻辞は「貞なれども厲うし」とも読めます。つまり邪な事でなくても、旅中の位置が危ければ危険は残ります。

占例では、真言宗の雲照律師が宗教の盛衰を問うて、旅が晋に変じる九三を得ました。高島はまず旅卦として、雲照が本山を離れ、世外を雲遊する姿は旅そのものだと読みました。しかし禅者にとっては、四大が禅房であり、六道が逆旅であり、衣鉢、童僕、焚失を必ずしも憂える必要はありません。変卦の晋は、明が地上に出る象で、仏日長明、宗教はむしろ日々進み盛んになると解しました。

実際の読み方

時運は破敗が重なり、危険が大きい。戦いでは火攻めを防ぎ、さらに軍心が散って戦わずに散ることを防ぎます。経営では突発災を警戒します。

功名は目先には成りにくく、後運を待ちます。婚姻は一時成りにくく、白頭まで続くか疑わしい。家宅は火災を防ぎます。病は本人が癒えても、子女や身辺の助け手に障りが出ることがあります。失せ物は下属や随行者に関わることがあります。

四爻

一言で読む

一時の安処と道具は得ても、本当の位置に届かないなら心は満たされません。

現代語訳

旅してそこに処り、その資斧を得ます。わが心は快くありません。つまり、仮の居場所と道具は得ても、心は晴れない、という字面です。

処は次よりも、しばらく安んじる場所に近い。資斧は旅中に必要な財物、道具、防衛の備えです。四は離に入り、外へ向かって見え、用いられ、利を求める位置です。何かを得ていますが、まだ位を得たわけではありません。

高島は、二爻の資は自分が懐いているもので、四爻の資は外から得るものだから「得」と言うと説明します。食宿、旅費、護衛、工具を得るのは、ないよりよい。しかし旅人の志願はそれだけではありません。位を得たい、用いられたい、真の名分を得たい。だから心は快くありません。

占例では、ある貴顕が、友人が外国公使の命を受けた後、別に望むことが成るかを問いました。旅が艮に変じる九四を得ました。高島は、外国へ使いすることは旅の象であり、使臣は遠く行って、行くには食があり、宿るには館があるので「旅于処、得其資斧」に当たると読みました。もし使任を捨てて別の位置を望むなら、得隴望蜀であり、今は如意にならず心が快くない。五爻の「終に誉命あり」の時に至って、初めてその望みが成るかもしれないと断じました。

実際の読み方

時運は盛運がまだ至らず、得るものは限られます。経営は外で販売・輸送して小利がありますが、望みに満ちません。功名は一時得られず、来年を待てば成ることがあります。

戦いでは敵の糧を得ることはできても、大勝には至りません。婚姻は嫁資は厚いが名分は偏る象です。家宅は位置が不当です。病は心病、望みが遂げられない憂いから来ることがあります。失せ物は得られます。

五爻

一言で読む

小さな損を払っても才を示して的を射れば、最後に名誉と任命を得ます。

現代語訳

雉を射て、一矢を失います。最後には誉れと命があります。つまり、一つの矢を失う小損はあっても、最後に名誉と命令を得る、という字面です。

離は雉であり、また弓矢でもあります。六五は柔順で文明、離の主なので、雉を射る象を取ります。一矢を射て矢は失われますが、雉を得ます。小失大得です。

古人は雉を士人の進見の礼にも用いました。雉を射て得るのは、士人が進身の階を得るようなものです。高島は、五爻には遠く他邦へ行き、文明の才芸によって名を得る象があると説きます。一時に人々が称美し、名誉が上に達し、任命、賞賜、使命を得ます。

占例では、明治二十四年にある貴顕の気運を占って、旅が遯に変じる六五を得ました。高島は、この人には命を奉じて遠く遊ぶ象があると読みました。国家維新以来、多く欧米に法を取ってきた。この人が異国へ遠く行き、一方では両国の睦を厚くし、一方では上国の文明を観るなら、雉を射て一矢中るように、小さな費用で大きく得ます。声誉は四方に播き、使命は必ず栄誉を受けると断じました。

実際の読み方

時運は柔順に進み、小さく往って大きく来る。最後に喜慶があります。経営は小損があっても大きく得て、名利を兼ねます。功名は晩運が通じ、声名が上に達します。

戦いでは一撃で成功する象があります。家宅は美善で称えられます。婚姻は二五相応で佳偶です。病は古占では忠勇受命の象も取りますが、現実には病状に従って判断します。

上爻

一言で読む

旅で高ぶって危うさを忘れると、最後の居場所も順な助けも失い、喜びが悲しみに変わります。

現代語訳

鳥がその巣を焼かれます。旅人は先には笑い、後には大声で泣きます。牛を易に失います。凶です。つまり、安処を失い、初めの喜びが後の悲しみに変わり、順な助けまで失って凶、という字面です。

離は鳥であり火です。艮は止まり、巣でもあります。鳥に巣があるのは、旅人に旅舍があるようなものです。その巣が焼けるとは、旅人の最後の安処も失われることです。

三爻は旅舍が焼け、上爻は鳥巣が焼けます。どちらも旅人が所を失う象です。しかし三爻は内卦の極で、剛が中を過ぎた形です。上爻は全卦の極で、高く居て危うさを忘れます。だからさらに凶です。兌には笑い、離には号咷の象があるので、先に笑い、後に泣きます。牛は性が順です。旅卦では柔順が吉ですが、上九は剛が極まり順を失うので、牛を失うと言います。人を載せて前へ進ませる順の物まで失えば、凶です。

占例では、明治二十四年の大津事件後、新聞記者が高島に占を請い、旅が小過に変じる上九を得ました。高島は、旅は外へ出て遊ぶ卦で、上爻は高位にあり、貴人の出遊の象だと読みました。離は刀で、傷は頭部にあると見て、ロシア皇太子が大津で刺された件に応じるとしました。初めは礼遇が厚く、互いに歓んでいたのが先笑。急に刀撃に遭ったのが後号咷。軽車簡従で車駕衛兵を十分に伴わなかったことが「牛を易に喪う」に当たります。さらに卦象から、皇太子に重傷はなく、遊覧をやめて帰国し、犯人は速やかに裁くべきだと断じ、後に世論とも合いました。

実際の読み方

時運は行運が極まり、高くて援けなく、楽しみが悲しみに変わります。戦いでは営を焼かれ、寨を奪われることを防ぎます。経営は初め小利、後に大損で、凶災が重なります。

功名は得るより失う方が多い。家宅は覆巣の危があります。婚姻は先に成って後に散り、先喜後悲です。病は古占で牛に属する者をとくに凶と見ることがありますが、現実には必ず医学に従います。

火山旅:読みの覚え

火山旅は、外にいて仮に身を寄せる卦です。自分の根の上にいないので、大成功より小さな通りと身の保ち方を読みます。

客の分を守る

旅では、客の分を守ることが吉です。宿、資金、道具、信頼できる助け手を大切にし、小利や小怨にこだわらないようにします。

自分の根の上にいない時は、大きな所有や支配を求めません。礼を守り、軽く速く処理し、小さく通ることを大切にします。

立てておきたい問い

- 今の私は、客の立場であることを忘れていませんか。 - 小さな不満にこだわって、居場所を失っていませんか。 - 早く終えるべき争いを、長く留めていませんか。

軽く速く処理する

旅行、転勤、出張、仮住まい、外部契約では、軽く速く処理します。火災、離反、資金不足を防ぎ、礼を守って小さく通ることが大切です。

あわせて読む

天山遯は身を引く卦で、火山旅は根の外で慎む卦です。水山蹇と読むと、旅先で無理に進む危険が見えてきます。

本卦の問い

今の私は、客の立場であることを忘れていませんか。

仮住まい、出張、外部契約、異文化の場では客の立場です。決めすぎず、持ち込みすぎず、土地のルールを尊重します。

小さな不満にこだわって、居場所を失っていませんか。

客の立場で小怨にこだわると、居場所を失いやすくなります。必要なことを短く伝え、早く整えて、重く絡まないことです。

早く終えるべき争いを、長く留めていませんか。

旅の争いは長引かせない方がよいことがあります。証拠と支払いを整え、必要なら早く離れる道を選びます。